橋本ちゃんが来る前のこと:その1
ブログのタイトルにも冠している通り、
私は橋本病という甲状腺の病気を患っています。
(※通院先HPより抜粋。橋本病の詳しい説明は以下のリンクをご参照ください。)
かかりつけのお医者さんによると、
橋本病から来る冷えや頭痛、疲れやすい、気力がなくなるといった代表的な症状は、
異なる病気として診断され治療をされることも珍しくないそうです。
私自身、橋本病という診断名が付くまで数年を要しました。
そう考えてみると、橋本病こと橋本ちゃんが来る前のことを書くことって、
結構大事なのではと思ったのでゆっくりと綴ってみます。
橋本ちゃんが足音もなく私の体にやって来たのは、
思い起こせば社会人2年目の24歳頃だったと思います。
学術研究を支援する専門職に就いて丸2年。
なかなか大規模な機関でありながら人手不足だったことから、
デスクワークと肉体労働のコンボで肩や首への負担が重くのしかかり、
頸椎ヘルニアになりかけていた時のこと。
時を同じくして、胃腸の調子が悪くなる機会や冷え、頭痛などが気になり始め、
生理も重く学生時代には感じられなかった疲れが気になるようになってきました。
調子が悪くなるたび近所の病院や接骨院・鍼灸院・ペインクリニック等にかかると、
社会人となった環境のストレスや不規則な勤務時間・過度な肉体労働による
自律神経失調症といった説明を受けていました。
パートタイムでの勤務に切り替えて休養する時間を長く取れれば、
自然と身体の調子が整うかと思ったのも束の間。
なかなか改善が見られず、パートタイムとして勤務し半年を経過した頃に、
地域の中核を担う病院へセカンドオピニオンを受けに行くことにしました。
担当してくださったのは、週に数回診察を行う某大学病院の若い先生。
「僕は甲状腺の専門医ではないけれど、さくらさんの今までの経過やコレステロール値などの血液検査の結果などを総合的に考えると橋本病などの甲状腺疾患の可能性が高いと思います。明日以降は内科医として甲状腺のエコーを診れる先生が来ているので、一度診て頂けるよう手配しますね」
橋本ちゃんが来る前のこと:その2 へ続く。