橋本ちゃんが来る前のこと:その2
この記事は、橋本ちゃんが来る前のこと:その1 の続きです。
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初めて自分の体調不良は甲状腺が原因かもしれないと知り、
早速甲状腺のエコーを診れる先生から診察を受けました。
ところが…
「先日の件、〇曜日当番の某大学病院の〇〇先生より聞いています。エコーで診ても、特に所見は無く問題はないですね。とにかくきっちり食べて休養を取ってください」と
異常なしの診断でした。
”前回の診察から、甲状腺疾患についてネットでも調べたら思い当たる節がいっぱいあったのに…エコーで甲状腺に問題が無ければ私のこの体調不良は一体何なんだろう。”という疑問が胸にうずまきました。
近い将来子どもだって欲しいのに、この長く続く体調不良によって妊娠するときに影響があったらどうしよう…と考えると悲しく、やりきれない思いでいた最中、同じような症状に悩む親友のお姉さんから漢方外来がある総合病院を紹介され、今度はそちらでの診察を受けることになりました。
そちらでは冷えと胃腸の諸症状を改善すべく、人参湯・当帰芍薬散・大建中湯等の服用を継続し、再度甲状腺の血液検査を行ったところ、TSHの低下は見られないもののやはり橋本病の可能性があるという診断が下りました。
こちらでの漢方治療のおかげで少しづつ復調する中で、プライベートで東京への引っ越しが決まり、某大学病院の東洋医学外来へ紹介状を書いて頂き、漢方治療を継続することになりました。
こちらでは、体内に鉄を貯蔵するフェリチンが6ng/mlという下限値すれすれで
隠れ貧血体質でもあるという指摘もあり、芎帰膠艾湯や加味逍遙散を服用し、
漢方に加えサプリメントや食事で鉄分を補うことで楽に日常生活が送れるようになってきたところ、主治医から「さくらさんの復調に合わせ、時間と体調が許す際に甲状腺専門病院へ一度行って頂きその検査結果を基に今後の治療を進めましょう」と話がありました。
こうしてやっと甲状腺専門病院にて検査を行い、橋本病という診断が下りました。
実にその歳月、約3年。
長きにわたる体調不良は道なき道を歩んでいるような精神的負担もあったので、
橋本病という診断が下った時は、ホッとしたことをよく覚えています。
診断時および現在の検査結果数値は、
自分の管理が悪く検査結果の用紙が手元に見つけられなかったので割愛しますが、
いわゆる甲状腺機能低下が見られない橋本病です。
橋本病の中でも軽度の部類に入るそうです。
甲状腺専門病院からは、普段の不調は今まで通り漢方治療を受けて構いませんという
お話だったので、現在は某大学病院の東洋医学外来(数カ月に1回)と甲状腺専門病院(年に1回)へ通院し治療を進めています。
橋本ちゃんが来る前のことは、これにて完結!